「例のプール」登場作品まとめ!なぜ有名?聖地新宿の料金と現在
青く透き通る水面と、天井から降り注ぐ自然光、そしてプールサイドに配置された透明なガラスパーテーション。日本のインターネットカルチャーに親しんできた人であれば、誰もが一度は目にしたことのあるあの独特な空間が「例のプール」です。成人向け作品の定番ロケーションとして知られ始めたこの場所は、いつしかネットミームの枠を飛び越え、テレビドラマ、特撮ヒーロー作品、アニメ、ミュージックビデオ(MV)にまで登場する映像業界屈指の有名スタジオへと進化を遂げました。
なぜこれほどまでに多くの商業作品で同じプールが繰り返し採用されるのか、その理由は単なる偶然ではありません。撮影現場としての卓越した構造美や使い勝手の良さ、そして制作陣の遊び心が重なり合った結果です。本稿では、撮影に使用された代表的な映像作品の歴史から、スタジオの正確な所在地、間取りや水深のスペック、一般予約の手順、そして2026年現在の稼働状況に至るまで、徹底した取材とリサーチをもとにその全貌を解き明かします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:「例のプール」の正体は東京都新宿区に実在する高級レンタルスタジオ「ピースタジオ No.93 花園ルーム」である。
- 要点2:『仮面ライダーフォーゼ』や『世にも奇妙な物語』、水曜日のカンパネラのMVなど、ジャンルを問わず多彩な名作に登場している。
- 要点3:採光に優れた天窓や温水機能、広々としたペントハウス構造を備えており、現在も一般利用・商業撮影ともに予約稼働を続けている。
【なぜ有名になったのか】「例のプール」がネットミームとして定着した理由
このロケーションが「例のプール」という唯一無二の呼称で定着した背景には、2000年代中盤から後半にかけてのインターネット掲示板やSNSの爆発的な普及があります。当時、複数の成人向けビデオレーベルが同一の室内プールを舞台にした作品を相次いでリリースしたことで、ユーザーの間で「またあのプールか」と話題になり始めました。
一般的な住宅やホテルではまず見られない「屋内に佇むガラス張りのプール」という強烈なビジュアルアイデンティティは、特定の記号としてネット空間に深く刻み込まれました。やがて画像を1枚貼るだけで誰もが特定のシチュエーションを想起できる共通言語(ミーム)へと昇華し、バラエティ番組や一般のメディアでも「例の」という前置きだけで通じるカルチャーの象徴となったのです。
【ドラマ・特撮・アニメ・MV】「例のプール」が登場する有名作品一覧
ネット上のジョークとして親しまれる一方で、映像制作の現場においては極めて実用的なロケーションとして長年重宝されてきました。幅広いジャンルで実際に使用された代表的な作品群を振り返ります。
特撮作品における代表例として名高いのが『仮面ライダーフォーゼ』です。第21話・第22話(キグナス・ゾディアーツ編)において、セレブな登場人物の豪華な私邸兼アトリエとしてこのプールサイドが登場しました。日曜朝の特撮ファン向け時間帯に突如としてあの見慣れたアングルが映し出された際、SNS上では驚きと歓喜の声が入り乱れ、大きなトレンドを記録しました。
テレビドラマの分野では、フジテレビ系列のオムニバス名作『世にも奇妙な物語 '13春の特別編』内のエピソード「AIRドクター」が挙げられます。緊迫感とシュールな笑いが交錯する劇中において、回想や異質な舞台装置として活用され、物語の独特なトーンを際立たせる演出に貢献しました。このほか、サスペンスドラマの富豪宅やトレンディドラマの密会シーンなど、数多の作品に背景として溶け込んでいます。
音楽シーンにおいても強い存在感を放っています。音楽ユニット・水曜日のカンパネラが発表した楽曲「ドラキュラ」のミュージックビデオでは、プールサイドを舞台に洗練された映像美を展開。アイドルグループのプロモーションビデオやロックバンドの演奏シーンなど、水と自然光を活かしたスタイリッシュなMVの舞台として数多く選ばれてきました。
さらにアニメやマンガの世界でも、オマージュやパロディの対象として頻繁に描写されています。『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 2wei!』をはじめとする多数の深夜アニメや日常系コメディ作品において、特徴的な窓枠や手すりの配置をそのまま再現したカットが背景として描かれ、視聴者に対する小粋な視覚的イースターエッグとして機能しています。
【場所とスタジオの正体】新宿の高級ペントハウス「ピースタジオ No.93」
この著名なプールの正式名称は、撮影用レンタルスタジオ大手のピースタジオが運営する「ピースタジオ No.93 Hanazono Room(花園ルーム)」です。都市伝説のように語られることもありますが、東京都内の利便性に優れた一等地に堂々と実在しています。
所在地は東京都新宿区新宿1丁目。最寄り駅である東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前駅」から徒歩数分という抜群のアクセスを誇るマンションの最上階(9階・10階のメゾネットタイプ)に位置しています。都心の中心部にありながら、周囲の視線を遮りつつプライベートな撮影を行える贅沢なペントハウススタジオです。
【水深・広さ・間取り】撮影ロケ地として選ばれ続ける構造上の強み
なぜこれほど多くの制作会社がこの場所を選ぶのか。その決定的な要因は、映像撮影に特化した優れた設計と間取りにあります。
メインとなるプールのサイズは、幅約6.6メートル×奥行き約3.2メートル、水深はおよそ1.2メートルとなっています。大人が無理なく腰まで浸かれる深さでありながら、水中で立ち回るアクションやポージングがしやすい絶妙な寸法です。さらに温水機能を備えているため、季節を問わず通年で水回りの撮影ができる点も制作現場から重宝される大きな強みです。
間取り全体に目を向けると、プールの上部はガラス張りのサンルーム構造になっており、日中は均一で柔らかい自然光が部屋全体を満たします。プールの横には吹き抜けのリビングルーム、バーカウンター、らせん階段、独立したベッドルームやジャグジー付きバスルームが機能的に配置されており、1つのフロア内で多彩なシチュエーションを効率良く撮り切ることができます。
【一般利用と料金プラン】個人で予約して聖地へ行く方法
商業利用のイメージが先行しがちですが、ピースタジオ No.93は個人や同人サークルによる一般予約・利用も可能です。コスプレ撮影会、ポートレート撮影、ファン同士のオフ会、YouTubeなどの配信企画など、幅広い目的で利用されています。
レンタル料金は利用形態や曜日、時間帯によって設定されています。目安となる料金相場は以下の通りです。
・スチール撮影(写真):1時間あたり約15,000円〜22,000円前後
・ムービー撮影(動画):1時間あたり約20,000円〜30,000円前後
※最低利用時間(通常3時間〜4時間以上)の規定や、プールへの注水・温水利用時には別途オプション費用が発生する場合があります。
予約はピースタジオの公式Webサイトから空き状況を確認し、予約フォームまたは電話で申請する手順となっています。人気スタジオのため、特に週末や連休は数か月前からスケジュールが埋まることも珍しくありません。
【2026年最新の状況】改修を経ても色褪せないカルチャーのアイコン
誕生から長い年月が経過した2026年現在も、「ピースタジオ No.93 花園ルーム」は現役のスタジオとして稼働を続けています。定期的なメンテナンスやインテリアの一部リニューアルが行われつつも、あの象徴的なプールと窓枠のデザインはしっかりと保たれています。
近年ではメタバース空間における3Dモデルの再現や、バーチャル背景としての活用など、デジタル空間へもその影響力を拡大。時代が昭和から平成、令和へと移り変わっても、日本のポップカルチャーとインターネット史を語る上で欠かせない生きたランドマークとしての価値を保ち続けています。
【例のプール作品】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:「例のプール」は一般人でも中に入って泳ぐことはできますか?
A1:スタジオを正規にレンタル予約すれば、一般の利用者でもプールに入ることができます。ただし、遊泳用の本格的なスイミングプールではなく撮影用設備であるため、安全規則を守り、水着着用での撮影や鑑賞を主目的とした利用が推奨されます。
Q2:見学だけのために現地へ立ち寄ることは可能ですか?
A2:スタジオは完全予約制のマンション内施設であり、無断での立ち入りや見学は固く禁止されています。マンションの居住者や他の利用者の迷惑とならないよう、事前の正式予約がない状態での訪問は控えましょう。
Q3:なぜこれほど長く使われても飽きられないのでしょうか?
A3:自然光を取り込めるガラス天井や使い勝手の良い間取りといった「撮影スタジオとしての完成度の高さ」に加え、作品に登場した瞬間に視聴者が気付いてSNSで拡散するという「話題性の高さ」が両立しているためです。
まとめ:ネットミームを超えて映像史に刻まれる特異なスタジオ
インターネットの黎明期からミームとして親しまれてきた「例のプール」は、単なる一過性の流行にとどまらず、映像制作の現場に実利をもたらすロケーションとして確固たる地位を築き上げました。
テレビドラマのシリアスな一幕から、特撮ヒーローのスタイリッシュな対話シーン、アーティストの感性を刺激するMVに至るまで、その水面は無数の物語を映し出してきました。画面の片隅にあの青いタイルを見かけたときは、制作陣が込めた演出意図やカルチャーの奥深さに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。 (出典: 例 の プール 作品(Yahoo!ニュース))